【ドイツブレーメン留学体験記3】新型コロナウイルス欧州留学の影響

ドイツ留学
この記事を書いた人
かしわ

会社員兼アイドルプロデューサー。
大学時代からブログを運営している。

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皆さんこんにちは!

現役大学生ブロガーのかしわです。

今回は「ドイツブレーメン留学体験記」第3回目になります!

今までドイツ留学について様々書いてきましたが、「悲報」です。

急遽日本に帰国することになりました。

原因はあの新型コロナウイルスです。

そこで今回は、今の自分の気持ちを中心に発信していこうと思います。

さらに、今のドイツの現状今後についても書いていくので是非最後までお読みください!

以下の内容は、3/18日現在の情報も交えてシェアしていきます。

待望のヨーロッパ留学を始めようとしていた皆さん、すでに留学されていた皆さんを勇気づけられることを願って。

ドイツブレーメン滞在中の私

夜のブレーメン

私は2020年の3月からドイツブレーメンで交換留学生として、1学期間の留学生活を始める予定でした。

しかし、新型コロナウイルスの世界的な広がり(パンデミック)により授業がキャンセルとなりました。

つまり、ドイツに入国したものの何も留学生活を送っていないに等しいです。

少し長い旅行みたいな感じをイメージしてくれればと思います。

オリエンテーションみたいなものに参加したりはしていて、その時はドキドキとワクワクが入り混じったとても楽しい時間を過ごしていました。

しかし、入国してから長期滞在ビザを取ろうと思った矢先の出来事です。

帰国するかしないかの判断を現地の大学と、日本の大学から迫られました。

正直かなり悩んだのは事実です。このまま残ってウイルスが収束するのを待つのか、帰国して再び挑戦するのか

ここで以前参加したイベントに登壇されていた登山家の野口健さんの講演での話が思い浮かびました。

「エベレストにあと少しで登れるところまできた。しかし、今の天気の状況から登れても帰ってこれる可能性は低い。その時私は上ることを断念した。これについて記者には大バッシングを受けたが、私はこの選択は間違っていなかったと思っている。」

というようなお話をされていました。一緒に登っていた方は山頂まで登り切ったが、重傷を負って帰ってきたそうです。命は落とすことがなかったのは不幸中の幸いですね。

この講演内容を思い出し、逃げるという選択肢を付け加えました。

現地の大学や家族とも相談した結果、「帰国する」という選択肢に決定。

入国してから3週間も経たずの間の出来事です。

それから航空券を取って、帰国の手続きを進めている段階が今の私の状況であることを理解ください。

正直、混乱悲しみが混ざっています。

この正直な気持ちをこれから綴っていきますね。

現在のドイツブレーメンの状況

人通りのない通り

それでは、私を帰国まで追いやったドイツの現状を知っている限りでご紹介していきますね。

・大学に関して
・市内に関して

の順で説明していきます。

先ほども申しましたが、私はドイツのブレーメンというところで留学をしていました。

本来なら授業が始まっている時期なのですが、新型コロナウイルスの影響で4月19日まで延期と現地の大学からメールが来たのが3/13日金曜日。

しかし、4/19日になったら確実に再開するとは言い切れないという趣旨のメールも後に届いています。

その発表後続々とオンラインでの授業を始める先生方が増えました。

これにより帰国する留学生は多く居たことでしょう。

つづいて、ドイツ市内について。

ドイツ国内でもパニックしているのか、スーパーに行くとパスタは品薄になっていることが多いです。

メルケル首相もドイツ国内の感染に関してはかなりの警戒をしているようで、対策を強化している印象です。

ただ、買いだめをするのはやめてほしいとの発言も見られました。

普段はマスクすらしないような国が、首相を中心に警戒を宣言しているのは異様な光景です。

世界的に見てもなかなかない状況でかつ、海外でそのような状況を経験できるのは貴重なのではないかと前向きにとらえることとします(笑)

ちなみに、3/19日にブレーメンの街を散策したら飲食店はほとんど閉まっていました。

また、人通りもほとんどないというカオスな状況。

昼間のブレーメン中央駅近くの通り

昼間のブレーメン市街地

こんな光景もなかなか見られない事でしょう。

恐らく、日本の方がまだましな状況なのではないでしょうか?

このような世界的にまれな状況を海外の視点からみられるのは、その点では良い経験となることと思います。

これから帰国するわけですが、日本時間の3/18日に安倍首相は指定された欧州の国から来る人(国籍問わず)は皆検疫所が定める場所で14日間滞在する対応を発表しました。

今回発表した対応によると、私が出国する日や国も該当するので不安です。

とはいえ、日本の大学が始まるのもまだまだ先なのでもはや楽しみにして臨もうかと考えています。

その時のことについてはまた随時シェアしていこうと考えています!

物事はマイナスに捉えるのではなく、プラスに捉えるのが大事ですよね。

そうなるとむしろワクワクしてきました。

今後について

それでは私の今後について綴っていきます。

まず流れとしては、

・帰国
・14日間の隔離生活?
・日本の大学の授業再開
・就活開始
・秋学期(9月)以降に再びドイツブレーメンへ留学

というのが私の描いている流れです。

特筆すべきは、「就活」と「秋学期以降に再び留学するかどうか」ということです。

個人的なビジョンとしては、しっかり就活して希望の企業に就職することを描いています。

その前に、自分自身の成長もかねて休学して長期インターンなり起業なりをしたい、ということも選択肢としてあります。

このように主体的に行動する理由は、「自分に自信がない」からです。

なのでこの大学生活全体を通しての目標は、自分に自信をつけること

これを達成するためにできることはしようと考えていました。

その中の一つが留学であったのですが、それが延期されるということで先ほど挙げた手段を検討していこうと考えています。

もちろん、大学生活を四年間で終わらせる必要はありません。

それを踏まえて、様々な選択肢を考慮して今後の行動を判断したいと思います。

ちなみにですが、皆がしてるから自分もするというような風潮は好きではありません。

これは就活に関しても同じです。

なので、皆がやっている就活と同じルートをたどる必要はないと考えています!

色々なルートを分析して、そのうえで判断していくことが私にとって最善の判断です。

それが定まってから、秋学期もしくは次年度にまた再びドイツブレーメンに戻って勉強をします。

余談ですが、住んでいる場所の大家さんは親切で、契約満期で終えられなかったのに最初に払ったデポジットを返してくれるそうです。

一般的なドイツ人は「契約期間半分の家賃は払え」、と言うことが多いらしいそう。

また、他の住人の方もお別れパーティーをしようと言ってくれました。

一か月程度しかいなかった私のために、そこまでしてくれるのに涙が出ます

せっかく準備してきたのに、授業もろくに受けられず外に出ることも気軽にできない。

こんな無念な状況になってしまって、原因である新型コロナウイルスには憤りを感じます。

ただ、憤っても仕方がありません。

大家さんや住民の優しさで少しは私の悔しさが和らいだかな。

ここは歯を食いしばって、強く生きていきます

まとめ

今回は少し暗めな内容だったかと思います。

しかし、これは「現実」です。

私だけでなく欧州留学をしていた方、これからしようとしていた方はおそらく同じようなことを思っていたのではないでしょうか。

ぶつける相手がいないのは無念ですがこれも運命。従うこととします。

日本に帰ってからも落胆せずに、何か新しくできることはないかプラスのアンテナを張って過ごそうと思います。

この記事が、ヨーロッパ留学をされてた皆さんを勇気づけられたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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